2007年4月14日土曜日

短編(1)

短編 「有希、夢、幻でも」
何時もと同じ日常。何時もと同じ風景。
その中で私は彼を見つけた。
「よう。有希、今日もいい天気だな。」
有希・・・・?私の知っている「彼」は私のことを「長門」と呼ぶ。
ではこれは誰?
戸惑う私。ああそうか。これが「夢」なのだ。
有機生命体が見るという泡沫の映像。
主にそれは願望の現れだという。私にも「夢」を見る事が出来たのだ。
そして私は「彼」に「有希」と呼ばれたい・・・?
自分の気持ちが自分でも分らない。
でも今暫くはこの幸せな時を過ごしていたい・・・・。それがつかの間の事でも。

0 件のコメント: